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NINE.G.CELL

    日照時間の変化によるタマミジンコの耐久卵数の人工的採取

    目的  ミジンコのオス産出には日照時間によるものと薬剤添加による2説がある。論文より日照時間とタマミジンコの関係性が記されている。オスとメスのコントロールを自由に行えるようになり、オスを産ませることでえさとしての耐久卵を安定的にすばやく回収する方法を検討することを目的とした。 方法 大学共同利用機関法人自然科学研究機構基礎生物学研究(https://www.nibb.ac.jp/press/201 […]

    タマミジンコが活動できる最低温度は何度?

    目的  ミジンコが繁殖する際の最適温度は20℃台が良いとされているが活動ができる最低温度は一体何度なのか3℃~5℃の間で40分間投入させ活動に変化は現れるのか検討した。 方法  ミジンコ、タマミジンコ、カイミジンコをそれぞれ10匹ずつ用意し水温3℃~5℃の範囲で40分間ミジンコの活動を記録した。なお活発に活動した場合◎、活動している場合〇、動きが鈍い場合△、動かない場合×、死滅した場合死滅で表した […]

    グリセロール濃度とタマミジンコの生存率の関係

    目的  耐久卵は乾燥させて4℃で保管させることができるが成体に関しての保存方法は確立されていない。そこでグリセロール濃度を段階的に希釈させたものに成体を投入しグリセロール中でも生存できるか検討することを目的とした。 方法 タマミジンコの成体5匹それぞれグリセロール濃度0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%に投入し‐80℃で保存した後、室温で解凍するま […]

    タマミジンコを繁殖させる最適な水量

    目的  それぞれの水量ごとの個体数と耐久卵数を測定しタマミジンコの繁殖に最適な水量を検討することを目的とした。 実験方法   餌は生クロレラのほうが繁殖力は高いが、コスト面から金魚の餌を使用した。 金魚の餌を使用したタマミジンコの繁殖実験を行っていますので下記の記事を参考にしてみてください。生クロレラを使用したタマミジンコの繁殖実験は下記の記事にて行っているのでぜひご覧ください。 結果  上記のグ […]

    タマミジンコが繁殖する生クロレラの濃度

    結論  0.01%は濃度が薄いことからメリットとして観察のしやすさが挙げられる。濃度が濃い場合はpH濃度がアルカリ性に傾いてしまうためスタートダッシュが遅れ素早く増えるには時間がかかった。その分濃度の薄い0..1%ではpHも中性に近く安定して繁殖したと考えられる。  しかし0.1%も増えないわけではなく、急激な増殖によって餌が足らなくなり全滅してしまった。実験の仕様により生クロレラの追加は行わなか […]

    初期コスト0円~タマミジンコ簡単飼育入門編~

    はじめに  タマミジンコをこれから飼い始める初心者の方から、思うように繁殖しないと悩んでいる方まで基本的な飼育方法を羅列していきたいと思います。 ※この記事には、水道代、容器代、種ミジンコの料金が含まれていない場合がございます。ご了承ください。 種ミジンコ  田んぼや池からとってくる 無料  繁殖が始まる夏から秋にかけて近くの田んぼや池、湖から採取する方法です。コストは0ですが、田んぼや湖の管理者 […]

    ミジンコの基本的生態

     学校の教科書で写真を見たことぐらいはあるんじゃないでしょうか?しかしその生態は謎に包まれています。正直私もわからないことばかりですが、わかる範囲で“”餌は何?”や”どこに生息しているの?”という基本的生態について書いていきたいと思います。 はじめに  学名はDaphnia pulex オオミジンコより一回り小さい1.5~3.5mm程度。  全世界に分布し、日本では全国の浅い池や沼などに生息。 鑑 […]