目的
耐久卵は乾燥させて4℃で保管させることができるが成体に関しての保存方法は確立されていない。そこでグリセロール濃度を段階的に希釈させたものに成体を投入しグリセロール中でも生存できるか検討することを目的とした。
![](https://i0.wp.com/ninegcell.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_20180926_163614.jpg?fit=768%2C1024)
方法
タマミジンコの成体5匹それぞれグリセロール濃度0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%に投入し‐80℃で保存した後、室温で解凍するまで待ちタマミジンコの生存率を記録した。
![](https://i1.wp.com/ninegcell.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_20180922_093018.jpg?fit=1024%2C768)
結果
すべての濃度でタマミジンコの生存率は0%であった。
![](https://i0.wp.com/ninegcell.com/wp-content/uploads/2019/09/プレゼンテーション3.jpg?fit=1024%2C576)
考察
グリセロールは濃度にかかわらずタマミジンコ成体の保存方法には適していないことが確認できた。またグリセロールに投入し‐80℃ではなく室温でも保存したが生存率は0%であった。今後の実験においては根本から内容を見直し保存方法について模索していく必要性がある。