はじめに
とにかく最近の目的は購入した生クロレラを自宅で培養し、毎度毎度、買わなくても安価で簡単に手に入るようにすることです。
しかしこの記事を書くまでに温度を変えたり、ハイポネックスなどの液肥料濃度をかえたり、エアレーションをしてみたりと試行錯誤を繰り返してきましたが、何度やっても1週間たたないうちに死滅してしまうのです。
一度クロレラ培養の実験はやってますのでよろしかったら下記の記事も閲覧してみてください
途中までは順調に濃さもきれいな緑色に変化していくのですが、購入した時のような濃い緑色になる前に死滅してしまう原因はいったいどこにあるのか考えてた結果、エアレーションをかけている状況が室温で安定性に欠けるのではないかという一つの仮定を立てました。
温度は何℃がいいのか?という問題点は残りますが水槽が一つしかないこともあり今回の実験では30℃で統一せてもらいました。
もっと文献を探せば出てくるのだと思いますが、とにかくやってみないことにはわからない精神でやってますので、お詳しい方がいらっしゃいましたら、ささいなことでもいいのでお気軽にコメントください。
実験目的
目的
今回の実験はズバリ購入した濃縮クロレラを自宅で培養できるようになるです。20L水槽にジェックス セーフカバーナビパック SH120のヒーターも用いて、温度を30℃に設定し濃縮クロレラになるか死滅するまで記録しました。
材料
2Lペットボトル
形状は特にこだわらずお茶ではない炭酸飲料が入っていたペットボトルを使用しました。
カルキ抜きした水
今回は手っ取り早く即効性のカルキ抜き剤を使用して水を用意しました。
濃縮クロレラ
今まではアマゾンにて調達していたが送料の関係や量の少なさが気になりメルカリで調べていたところ600mlで1680円というお買い得な商品を発見した。 発送も早く商品もまったくもって異常なしだったのでこれからクロレラはメルカリで購入しよう思う。
メルカリでは成体の販売ができずミジンコは売られていないがクロレラなどの餌は売られているので値段が高いなと感じている人は、メルカリかなりおすすめです!
20L水槽
サーモスタット+ヒーター
20WのLED電球
実験方法
①2Lペットボトルにカルキ抜きした水をいれる。
カルキ抜きした水は、水道水を汲んでおき、野外で口の広い容器に入れて放置するか、(日が照っているような天気のいい日なら最低でも1日、曇ってる場合は最低でも2~3日は必要だと思います。)カルキ抜き剤を投入し使用できる水を強制的に作ります。
※カルキ抜き剤を使用してのミジンコの繁殖は死滅してしまうという意見もありますが、私が使用してる限りでは汲み置きした水との差はそれほど確認できませんでしたのでクロレラにおいても有効かと思い今回使用しました。
蛇足にはなりますが、カルキ抜き剤を使用した水、水道水、汲み置きした水でのタマミジンコの繁殖の違いを記録した実験もやっているので今後の記事にて掲載したいと考えています。
② ①にハイポネックスが0.02%になるように添加する。
※ハイポネックス量は、
記事にて5~6mlが最適であると自分調べでわかっているが、ハイポネックス量が多すぎることによる焼けが経験上目立っているため濃度0.02%に調整した。
③ ②の容器に濃縮クロレラ2mlを投入した。これまでのクロレラ培養において濃度1%程度を超えた段階で翌日死滅することが多く、1%を下回る濃度から始めるのは培養日数に時間がかかるためこの実験においては1%濃度から培養を始めた。
結果
0日目
エアレーションをやや強めにかけペットボトル内を満遍なく循環するように心がけた。また至近距離からLED電球をあて照射範囲にムラができないようにも心掛けた。
1日目
特段トラブルもなく順調に培養がスタートした。透けているエアーストーンの見えやすさを参考にしながら肉眼での培養の進行度を測定した結果、0日目よりも濃さが上がりエアーストーンがぼやけてきた。
3日目
1日目よりもさらに濃度が上がりエアーストーンが見えずらくなってきた。色も鮮やかな緑色であり死滅する前兆や培養の限界は感じられなかった。
4日目
3日目に比べると濃度がやや濃くなったように感じられるが、0日目めから3日目のような濃度の上りは感じられず鈍化気味になってきたと感じられる。
5日目 死滅
4日目よりも濃度が下がりエアーストーンが観測できるようになった。また初日から4日目まで保っていた鮮やかな緑色も変色しこれ以上の培養は困難だと判断。実験をやめ考察に入った。
考察
またしても、1週間たたず培養が鈍化、変色し増殖が止まってしまった。これはもう自宅でできるクロレラ濃度培養の限界であり、クロレラ工業さんのように濃く鮮やかな濃縮クロレラはできないんじゃないかと諦めモードに入ってしまいそうだ。
しかし、今回温度の安定性にこだわって実験は行ったが、そもそも30℃という温度は最適であったのかという疑問点は残るし、ある程度培養した段階で遠心分離にかけるなどまた別の工程を踏む可能性も大いにある。
今回の実験を行うにあたって十分な文献を集めなかった自分を反省し日本語だけでなく英語での論文もあさってみたいと思います。
本日もこのような場当たり的な実験を読んでいただき誠に光栄です。まだまだつたないところもありますが試行錯誤を繰り返しミジンコ培養に最適な培養液を作成したいと考えています。ほかにもミジンコについての記事書いていますので時間がありましたら是非閲覧していって下さい。
下記にコメント欄もありますのでクロレラ培養についてのアドバイスや自己流の培養方法ありましたらコメントいただけると大変うれしいです。お気軽にコメントお願いします。
では、次回の記事で御会いしましょう。