耐久卵(タマミジンコ)の孵化方法:照明はどのくらいの明るさが必要か?
結論 LED電球60W相当前後の明るさで24時間照射 ※厳密に60W前後でなくともそれ以上の明るさであれば孵化率は上昇する。 はじめに 自然界において冬、飼育下においては、pHや温度、餌、日照時間などの総合的な環境悪化によってメスが耐久卵を育房に宿すことは他の記事にも書いてきました。 下記の記事において 適切な耐久卵の保存温度と孵化温度 については、実験を行ったが照明の重要性、具体的に表記する […]
結論 LED電球60W相当前後の明るさで24時間照射 ※厳密に60W前後でなくともそれ以上の明るさであれば孵化率は上昇する。 はじめに 自然界において冬、飼育下においては、pHや温度、餌、日照時間などの総合的な環境悪化によってメスが耐久卵を育房に宿すことは他の記事にも書いてきました。 下記の記事において 適切な耐久卵の保存温度と孵化温度 については、実験を行ったが照明の重要性、具体的に表記する […]
タマミジンコの生態 タマミジンコだけでなくミジンコ類全般に言えることですが、快適な環境下(温度、餌の豊富さと過剰ではないか、日照時間、pHなどの総合的要因)ではメスがメスを産む単為生殖しかせず、環境が悪化(快適な環境下と同様)するとオスを産み有性生殖によって耐久卵を産み落とします。 自然界では、温度が上がり日照時間が長くなった夏の時期に耐久卵から孵化し、温度が下がり日照時間が短くなる冬の時期に […]
結論 4℃(冷蔵庫内)で保存し28℃で孵化させる 目的 ミジンコは快適環境化だとメスがメスを産む単為生殖を繰り返し、環境が悪化するとオスを産み有性生殖によって耐久卵をつくる。 本実験では、保存温度と孵化温度を検討し孵化数を上げる方法の検討を目的とした。 方法 –30℃、室温、4℃、28℃の4つの温度帯 で耐久卵を乾燥した状態で1日保存したあと28℃下にカルキ抜きした水とともに耐 […]
目的 種ミジンコを殺菌する際、NaClが用いられる。そこで耐久卵殺菌に応用が利くのか検討し孵化数を向上させるか確認することを目的とした。殺菌されたかの判断として耐久卵をYPD培地にまき濃度別にコロニーの数を測定し、孵化数の測定とした孵化したタマミジンコの仔虫の数を測定した。 方法 NaCl濃度を0%、1%、2%、3%、4%、5%、用意しそれぞれ耐久卵20個をいれ5分間消毒し4℃で一日保存し […]
目的 雌雄のコントロールによる耐久卵取得①~ピリプロキシフェン曝露により耐久卵を人工的に作らせることができる?~ において結果よりすべてのミジンコがオスになってしまい単為生殖も行えず成体と耐久卵の増加が見込めなかったという仮説をたてた。そこでピリプロキシフェン投入4日目にメスの成体を投入し成体と耐久卵の増加を10日間観察した。 方法 不快害虫用スミラブ発泡剤SES(住化エンバイロメンタルサイ […]
目的 ピリプロキシフェンなどの幼若ホルモンを曝露させることによりオス仔虫の比率増加が確認されている。そこでピリプロキシフェン濃度を段階的に希釈することにより、再現性を確かめることを本実験の目的とした。オスの増加を測定する方法として、成体を数えるのは困難なため通常の単為生殖では生まれない耐久卵を測定することでオスの比率増加の指標とした。 方法 不快害虫用スミラブ発泡剤SES(住化エンバイロメン […]
目的 ミジンコのオス産出には日照時間によるものと薬剤添加による2説がある。論文より日照時間とタマミジンコの関係性が記されている。オスとメスのコントロールを自由に行えるようになり、オスを産ませることでえさとしての耐久卵を安定的にすばやく回収する方法を検討することを目的とした。 方法 24時間明るい状態と1日目に10時間明るく14時間暗くした状態での、日照時間と耐久卵の数の関係性を10日間測定し […]