完成図
餌は、グリーンウォーター、生クロレラ濃度(0.01%か0.1%)、金魚の餌
24時間照明
20℃以上(28℃前後が好ましい)
必要なもの
・ペットボトル
本当は、ペットボトルではなくてもいいのですが、容器として扱いやすく、身近にあるものといえばペットボトルです。
透明の容器でも繁殖するのですが、もしもお金に余裕があって、大量に増やしたと考えられてるのであれば黒色がお勧めです。
形状自体も特にこだわる必要性はなく、炭酸が入っていたペットボトルでもいいですし、お茶などの飲料が入ったものでも大丈夫ですが、容量は大きいほうが水量が多くなりますので安定しやすく死滅のリスクが下がります。
詳しくは下記の記事にてご参照ください。
水量が多くなることによる死滅のリスクが下がる要因として、
①水量に対して繁殖できるミジンコの数がある一定量決められており、大量に繁殖した際の密度上昇を防ぐことができる点と
②温度は20℃以上また28℃前後がよく水量が多いほうが温度の急激な上がり下がりが緩やかである点が挙げられます。
・照明
24時間照明が可能であるものが好ましいです。
24時間ではありませんが当然のことながら自然光でもオーケーです。屋外飼育では、気温の寒暖差やまた天敵であるボウフラが発生し死滅する恐れがあるのでネットを張るなどして対策をお願いいたします。
もう一つ上げられるのはLED電球(照明)です。自然光に比べ屋内で繁殖できる点や24時間照射できる点がメリットとして挙げられます。
気になるのは電気代のほうですが、白熱電球と違い60wと同じ明るさでも60w”相当”の明るさという表記があると思います。これは1時間に60Wの電気を使うわけではなく明るさが60w程度の明るさあるという意味で実際に使われる電気量は7w前後ですので
1時間当たり0.1円程度です。
これを、高いとも思うかは人ぞれぞれですが、私は安定性をとり室内で繁殖させています。
※口金の大きさがE17とE26があるのでお気をつけください。
・餌
ミジンコやオオミジンコは比較的育てやすいですが、タマミジンコは気まぐれな性格なので、繁殖させる人のさじ加減によって多少変わてくるのかとは思います。しかしながら私がこれまで使った中で最も安定的に繁殖させらる餌をご紹介します。
①生クロレラ濃度(0.1%、0.01%)
pHが上昇して死滅してしまうため初心者の方は高い濃度から始められるのはお勧めしません。最初は0.01%ぐらいの薄い濃度からは始めると増えているのも肉眼で観察できますし失敗もすくないのでお勧めです。
繁殖数でいえば文句なしの1位!
②グリーンウォーター
グリーンウォーターはメダカなど水生生物を飼育されている方なら大量に調達できると思います。そういう方はそのまま水替えとともに捨ててしまう飼育水をミジンコ類全般の繁殖用に応用して使うことができます。
メダカなどを育てていないという方は、ハイポネックという液肥を使うことでグリーンウォーターを作ることができますので挑戦されてみてください。
③金魚の餌(メダカプロス 色揚か産卵数アップ)
上記2種が液体であるのに対し金魚の餌は粉末状になっているため保存がしやすいです。分量も特に気を付ける必要性もなく表面が軽く隠れるくらいかければちょうどいい感じになると思います。
餌に関する詳しい情報は下記をご参照ください。
手順
①カルキ抜きした水をペットボトルに入れる。
バケツに水を汲んで屋外で2~3日放置するか、カルキ抜きを使用して強制的に抜いてしまいましょう。
カルキ抜きの方法については下記の記事をご参照ください。
②必要なもので紹介した餌を入れる。
③2L程度の容器であれば種ミジンコを20~30匹投入する。
④繁殖してきた、また生クロレラの場合水の色が茶色くなってきたり、色が薄くなってきたらつぎ足すかもう一度①の工程からやり直す。
※2~3日して繁殖の兆しが全くない場合は、水を総入れ替えしたほうが手っ取り早いです。思い切って全部捨てちゃいましょう。
以上です。
簡単でしたよね。水入れて、エサ入れて、種ミジンコ入れるだけです。
まだまだ私も試行錯誤の真っ最中なので追加情報があればいち早くお伝えしたいと思います。それでは最後までご拝読いただきましてありがとうございました。この記事が皆さんの参考になったのなら幸いです。
次回の記事でお会いしましょう。さようなら^^