結論
最適な生クロレラ濃度は、
短期的に安定的かつ素早く繁殖する場合0.01%
長期的に大量培養させたい場合0.1%
0.01%は濃度が薄いことからメリットとして観察のしやすさが挙げられる。濃度が濃い場合はpH濃度がアルカリ性に傾いてしまうためスタートダッシュが遅れ素早く増えるには時間がかかった。その分濃度の薄い0..1%ではpHも中性に近く安定して繁殖したと考えられる。
しかし0.1%も増えないわけではなく、急激な増殖によって餌が足らなくなり全滅してしまった。実験の仕様により生クロレラの追加は行わなかったが追加していれば0.01%よりも繁殖していた可能性があります。
目的
クロレラは餌として繁殖力抜群ではありますが、pHの上昇による死滅というデメリットがあります。そこで段階的にクロレラ濃度を希釈することにより安定的かつ素早く繁殖する濃度を調べることを目的とした。
使用した生クロレラ
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実験方法
生クロレラ濃度の実験
クロレラ濃度0.01%、0.05%、0.1%を用意して400ml中にタマミジンコの生体10匹ずつ入れて28℃下で10日間個体数の増加を観察した。
結果
考察
0.05%と0.1% が死滅した原因は急激な繁殖による密度の高まりであると考えられる。また、pHの上昇と個体数の減少に比例関係が見られた。
最適なpHは中性の6前後であり、安定的かつ素早く繁殖するクロレラ濃度は0.01%であった。しかし0.01%前後でさらに希釈し最適なクロレラ濃度を探っていく必要がある。
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