PSBとは
PSBは、光合成細菌と呼ばれるものです。パッケージには水質浄化栄養細菌などと表記されておりペットショップやネットでや安いものであれば 1000mlで安1000円前後で購入可能です。
光合成細菌といえど光合成をおこなう細菌の総称であり、大きく紅色硫黄細菌、緑色硫黄細菌、紅色非硫黄細菌の3つにわけられますが販売されているものは主に最後に挙げた紅色非硫黄細菌に区別されます。
用途としては、水中の有機物を分解することによる水質浄化が期待できるためメダカなどの飼育水に混ぜて使われます。また鰓などからによる直接的な栄養素の摂取により色付きや体重量の増加が期待できます。
そしてなんといっても今回使用するタマミジンコに限らずミジンコ類に使用される有名な餌の一つなのです。しかし個人的には、金魚の餌やクロレラを使用しているのであえてPSBを餌として使うメリットがなかったため積極的には用いてきませんでした。特に苦手なのが蓋を開けた時に広がる匂い。気になる方は購入して嗅いでみてください。
材料
・PSB 株式会社サンミューズ 淡水・海水用 水質浄化栄養細菌
近場のペットショップで売ってあった安いものを購入しました。
・ジップロックの容器×19
今回は、光合成細菌を1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,20,30,40,50,60,70,80、90,100mlに分けて行いました。
・カルキ抜きした水400ml×19セット
水道水を屋外で放置したものかカルキ抜きを使用したものを用意してください。
・LED電球 40w
電球付け替え可能なクリップ式のライトで24時間照射しました。
実験方法
①ジップロックの容器にそれぞれ1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,20,30,40,50,60,70,80、90,100mlの光合成細菌を投入する。
②①の容器にカルキ抜きした水を400mlになるように注ぎよく撹拌した。
③LED電球にて24時間照射し5日間個体数の測定を行った。
結果
2日目までは、PSB量7~10mlのものがよく繁殖し、4日目からは、10~40mlのものが個体数を伸ばした。
考察
2日目までは、PSB濃度の薄いものがよく繁殖していたが徐々に減少し、4日目ごろからPSB濃度が濃いものが個体数を伸ばした。これは単純に薄い濃度では、日にちがたつにつれ餌が減少するとともに個体数が減少したと考えられる。
肉眼でみている限り5日間でPSBの赤い色が薄くなっている様子は見受けられなかったが、初日の投入時に比べ繁殖していることが確認できた。死滅していないことを考えると効率は悪いが餌としての使用は可能であるといえる。
短期的に繁殖させたい場合は、7~10mlで繁殖させ、観賞用などで長期的に繁殖察せたい場合は10~40ml投入するほうがよい。
はじめてPSBを記事にしてみましたが、濃い濃度で放置すれば手間がかからないことが分かったのでタマミジンコの死滅を防ぐために小分けして繁殖させリスク分散させようかなと思っています。価格もお手ごろだし放置するだけでいいのですがやはり匂いが難点ですがね、、、、、、
この記事が参考になったら幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう。