はじめに
ミジンコの大量培養に最適な生クロレラですが、ネットで買うとなると生クロレラ100mlで1000円前後、生クロレラ1mlを1リットルに薄めた時1000ℓ換算になります。
初期状態で
生クロレラ100ml | 飼育水1000L |
2Lペットボトル | 500本分 |
1000ℓと考えると数字的には大きく見えるかもしれませんが2リットルペットボトルに10匹の種ミジンコを入れたとき1週間たつとクロレラが少なくなり、緑色が薄くなってきますので飼育水総入れ替えか生クロレラを追加しなければなりません。
そう考えると、ペットボトルではなく水槽やバケツで培養している方や今後培養を続けていくことを考えると決して多くないことが分かります。さらに生クロレラの保存期間は冷蔵庫に入れた場合約2か月と短いのです。
もしも一度買った生クロレラを自宅に簡単培養出来たとしたら経済的に負担も減りますしいつでも簡単にミジンコを増やすことができるとは思いませんか。そこで今回は初心者に方でも簡単にできる”クロレラ培養初心者入門編“ということでやっていきたいと思います。
用意するもの
生クロレラ 5ml
光源 蛍光灯 (40w相当のLED)
2Lペットボトル
容器の形状は、特段選別したわけではありません。タイトルにあるように培養に失敗しております。今後対策が必要のようです
カルキ抜きした水1L
カル抜きしている間に雑菌が入った可能性がありますが、水道水に含まれる薬品の影響を考えカルキ抜きした水を用意いたしました。雑菌が入ることが失敗の原因だと考えていますので培養液についても対策が必要だと考えています。
実験開始
実験方法
2リットルのペットボトルの中に5mlの生クロレラをいれ1ℓのカルキ抜きした水で希釈した。その後底からエアレーションで空気を送りつつ24時間光を当て続け8日間観察した。
1日目
5日目
8日目
結果
5日目までは順調にクロレラ培養に成功していたが、最終日の8日目に死滅してしまった。この結果に対する考察として1リットル中に培養できるクロレラの限界値を超えてしまったか、通常入れるハイポネックスなどの肥料不足が考えられる。
解決策としては、クロレラがある程度培養出来た段階に入ったら今回同様の培養装置をいくつか別に作成し培養したクロレラを種水としてさらに増やしていく方法が考えられる。
次回の実験に向けての反省点としては、最終日に行おうとしていた本当に培養出来ていたのはクロレラであったのかという確認ができなかったため次回は1日ごとに顕微鏡で観察するように改善していきたい。