実験概要 豆乳を使ったゾウリムシ培養
調整豆乳、無調整豆乳、麦芽コーヒーの中でどの豆乳が最も培養できるか、また1ml、2ml、3ml、4ml、5mlのうちどの容量が最も培養できるか実験を行った。
実験期間 | 5日間(開始日を1日目とした場合) |
実験中の温度 | 外気温 約24℃~27℃前後 物置の中 約24℃前後 |
培養液の容量 | 約500ml |
豆乳の量 | 1ml、2ml、3ml、4ml、5ml |
使用した豆乳 | ・調整豆乳 ・無調整豆乳 ・麦芽コーヒー豆乳 |
結論 3種すべての豆乳1ml~5mlで培養出来た。
・調整、無調整、麦芽コーヒー、3種すべての豆乳1ml~5mlで培養が確認できたが500mlペットボトルに4,5mlの豆乳は多すぎたため下部に沈殿している様子確認できた。実際に豆乳でゾウリムを培養する際は、1mlか培養液が薄く白濁するぐらいでいい。
500mlの水道水に1mlか薄く白濁する程度の豆乳を入れるとよく培養できる
参考画像
①調整豆乳 5日目
②無調整豆乳 5日目
③麦芽コーヒー 5日目
使用した豆乳3種類
調整豆乳 | 無調整豆乳 | 麦芽コーヒー | |
会社名 | キッコーマン | キッコーマン | キッコーマン |
内容量 | 200ml | 200ml | 200ml |
開封前賞味期間 | 180日間 | 180日間 | 180日間 |
豆乳でゾウリムシを培養する手順
①500mlペットボトルに水道水を約500ml注ぐ。水いっぱい入れるより酸素をより多く取り入れられるよう飲み口下の出っ張ってるところを目安に入れるのがコツです。
A 調整豆乳1ml、2ml、3ml、4ml、5ml
B 無調整豆乳1ml、2ml、3ml、4ml、5ml
C 麦芽コーヒー1ml、2ml、3ml、4ml、5ml
②調整豆乳、無調整豆乳、麦芽コーヒーそれぞれを1ml、2ml、3ml、4ml、5ml投入する。
A 調整豆乳1ml、2ml、3ml、4ml、5ml
B 無調整豆乳1ml、2ml、3ml、4ml、5ml
C 麦芽コーヒー1ml、2ml、3ml、4ml、5ml
③培養しておいた種ゾウリムシを30ml、調整豆乳、無調整豆乳、麦芽コーヒーの1ml、2ml、3ml、4ml、5mlに注いだ。
※種となるゾウリムシを持っていない人は、初期投資も1000円以内に収まるのでネットなどで購入しておいて損はないと思います。また培養を早めたい方は、種ゾウリムシの量を増やされてください。
⑤屋外の暗所(コンテナの中)に5日間放置し最終日に
◎ ゾウリムシ培養として十分に使用できる餌
〇 培養はできているが培養スピードが遅いまたは、培養量が少ない
△ 死滅していないが培養スピードが遅いまたは、培養量が少ない
× 死滅している
の4段階で評価した。
⑥ 日の当たる場所に置いておくと固まってしまうので豆乳は冷蔵庫で保存しました。
実験結果 500mlに対して豆乳1mlが適している
調整 | 無調整 | 麦芽 | |||||||||||||
1ml | 2ml | 3ml | 4ml | 5ml | 1ml | 2ml | 3ml | 4ml | 5ml | 1ml | 2ml | 3ml | 4ml | 5ml | |
3日目 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
5日目 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |