結論
最も濃度が濃かったのは、光合成細菌100ml+エビオス錠1粒
※いつもは、500mlに対してエビオス錠2粒使用してます。
目的
日照時間が短くなる冬の時期において、光合成細菌の培養は、夏の時期より時間がかかる。また、30℃前後は欲しいところだか、ビニールハウスなどでないと温度が安定的に供給できない。そこで、室内で植物用のLEDを用いることで冬でも光合成細菌の培養が可能か実験を行う。
また、屋外で行う際は、種株となる光合成細菌の量もエビオス錠の量も今回の実験より多く入れるのだが、最小限必要な量はどのくらいなのかも含めて実験を行った。
方法
①エビオス錠、1/4、1/2、1個をそれぞれ3つのペットボトルに入れた。
②種株となる光合成細菌を10ml、50ml、100ml用意しこちらもそれぞれ3つのペットボトルに入れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
エビオス錠 | 1/4 | 1/2 | 1 | 1/4 | 1/2 | 1 | 1/4 | 1/2 | 1 |
光合成細菌 | 10ml | 10ml | 10ml | 50ml | 50ml | 50ml | 100ml | 100ml | 100ml |
③それぞれのパットボトルに空気が入らなくなる口ぎりぎりまで水道水をいれ、キャップを締め、エビオス錠が解けるまで軽く振り続けた。
④植物用のLEDを24時間照射し続け、毎日1回は、沈殿物が解けるまで容器を振った。結果については9日間培養を続け、光に当てながら濃度を確認し判断した。
結果
最も増殖したペットボトルベスト3は以下の表のとおりになった。
1位 | 光合成細菌100ml+エビオス錠1錠 |
2位 | 光合成細菌100ml+エビオス錠1/2錠 |
3位 | 光合成細菌100ml+エビオス錠1/4錠 |
当然の結果といえば当然の結果であるが、種株となる光合成細菌が濃ければ濃いほど濃度の濃い光合成細菌が作れ、エビオス錠の量が多いほど濃度の濃い光合成細菌が作れた。
通常光合成細菌を培養する際は、500mlに対してエビオス錠2粒に光合成細菌1/4から半分は入れているが、量が少なく小分けする際は、今回の実験と同量でも失敗する確率は減りそうだ。
光合成細菌特有の臭いにおいが部屋中に広がらないよう細心の注意を払う必要性があるが、培養するためには蓋を占めて嫌気状態にしなければならないので、今回の実験においては匂いの不満点は感じられなかった。
今後の課題として水耕栽培につかわれるLEDではなく、通常部屋などに使われるLEDでも可能であるか、また何WのLEDが最も培養できるかという点も挙げられます。
それでは最後までこの記事をご覧いただきましてありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!