光合成細菌の培養方法・500mlペットボトルにエビオス錠は何錠必要か?

PSB

冬の室内の培養で最も濃度が濃かったのは、光合成細菌100ml+エビオス錠1粒

※いつもはすぐ使わず長期間放置しているのでエビオス錠2粒~3粒で培養しています。種光合成細菌を100ml入れた場合エビオス錠2~3粒では完全に赤くなるまでに時間がかかりますが長期間培養する場合は問題ありません。

 冬は、温度が低くも日照時間も短かったので植物育成用のLEDを使って室内で培養していました。しかし4月に入り温度が上がり日照時間も長くなってきたので光合成細菌を屋外で培養していこうと思います。

NINE.G.CELL

目次 1 結論2 目的3 方法 4 結果 結論 最も濃度が濃かったのは、光合成細菌100ml+エビオス錠1粒 ※いつもは…

実験概要

下記の表が今回の実験の概要となります。

実験日数5日間(実験開始日を1日目として)
使用した種光合成細菌50ml、100ml、150ml、200ml、250ml
エビオス錠1錠、2錠、3錠
気温約23℃~26℃前後
備考1日1回は、ペットボトルをシェイクする。

実験の目的

 500mlペットボトルで培養を開始した場合、①種となる光合成細菌を何ml入れて、②餌となるエビオス錠は何錠入れればいいのか最適な条件を探る。

結論 光合成細菌の培養方法・エビオス錠は何錠必要か?

エビオス錠1錠

※100mlは◎ではなく〇の間違いです。

エビオス錠2錠

エビオス錠3錠

評価基準

実験方法

①種となる光合成細菌(PSB)を用意する。

※今回は、自家培養した光合成細菌を用いましたが、そもそも光合成細菌を持っていないという方は、Amazon、楽天、ヤフオクなどの通販で購入してみてください。一度購入してしまえば失敗しない限り初期投資のみで培養が可能になります。

②光合成細菌50ml、100ml、150ml、200ml、250mlをエビオス錠1錠、2錠、3錠それぞれ500mlペットボトル計15本に注いだ。

エビオス錠1錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

エビオス錠2錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

エビオス錠3錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

③ ②で注いだ光合成細菌の中にエビオス錠を1錠、2錠、3錠それぞれ5本ずつ入れ計15本用意した。

④水道水をこぼれる寸前までいれ、できるだけ空気を抜いた状態でキャップを閉めました。

※カルキ抜きした水では雑菌が入る恐れがありますので水道水をそのまま注いでください。

⑤日の当たる場所(推奨30℃~35℃)に5日間放置し実験最終日に◎、〇、△、×の4段階で評価を行いました。

エビオス錠1錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

エビオス錠2錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

エビオス錠3錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

実験結果 1錠:150ml~250ml 2錠:200ml、250ml 3錠:250mlが最も安定して培養出来た。

実験開始から3日目

エビオス錠1錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

エビオス錠1錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

エビオス錠1錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

実験開始から5日目

エビオス錠1錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20210428_1803_42605-800x600.jpg

※100mlは〇の間違いです

エビオス錠2錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20210428_1807_57267-800x600.jpg

エビオス錠3錠 50ml、100ml、150ml、200ml、250ml

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20210428_1811_19640-800x600.jpg
光合成細菌/エビオス錠1錠2錠3錠
50ml×××
100ml
150ml
200ml
250ml

評価基準

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スライド1-800x450.jpg

まとめ

・500mlペットボトルで培養するときエビオス錠1錠では:150ml~250ml、2錠では:200ml~250ml、3錠では:250mlが安定して培養できた。(培養日数5日間で気温約23℃~26℃前後)
・短期的に培養させたい場合は、エビオス錠を1錠、中期的または長期的に培養させた場合は、2錠~3錠入れる。

 ネットの記事やブログでは、500mlのペットボトル容器で培養させる場合エビオス錠を2粒いれられている方が多いような印象を受けます。私も感覚で培養していたころは何も考えず2粒入れていました。

 今回は500mlで培養しましたが1Lの容器に対してエビオス錠を4粒を基準

に入れていけば容器が大きくなっても応用できると思います。初めは少ない容量から培養を初めて慣れてきてから容器を大きくしていけば失敗もすくないですし継続して培養を続ける場合、種となる光合成細菌が多いと安心できます。失敗してしまい、また購入するのは嫌ですよね。

よくある失敗の原因

・容器が汚れている。

→ 容器をきれいに洗うか未使用の容器を使用する。

・水道市ではなくカルキ抜きした水や汚れた水を使っている。

→ 水道水から直接水を注ぐ。今回の実験でも使用しましたが問題なく培養出来ました。

・種となる光合成細菌の量が少ない。

→ 少なくとも容器の1/3以上は光合成細菌を入れてみる。

最新情報をチェックしよう!