はじめに
タマミジンコをこれから飼い始める初心者の方から、思うように繁殖しないと悩んでいる方まで基本的な飼育方法を羅列していきたいと思います。
※この記事には、水道代、容器代、種ミジンコの料金が含まれていない場合がございます。ご了承ください。
種ミジンコ
田んぼや池からとってくる 無料
繁殖が始まる夏から秋にかけて近くの田んぼや池、湖から採取する方法です。コストは0ですが、田んぼや湖の管理者とのトラブルやミジンコ以外の微生物が混じるリスクが高くお勧めできません。
どうしてもコストを抑えたい方は、法律やルールを守ったうえでお試しください。
死滅させなければ一回買っただけでずっと培養できるよ!
通販で購入する場合
アマゾンや楽天、ヤフーなどで購入できます。安いものでも大丈夫ですが個人で販売しているところでは他のミジンコや微生物が混じっている場合がありますので注意してください。混じっていたとしても餌として使用するだけの場合は、問題ないのですが他の方に譲る場合や販売する場合はトラブルにつながる可能性もありますので気を付けてください。
餌
グリーンウォーター 無料
水道の水や雨水を、口が広い容器に入れ外に放置しておけば段々と緑色になっていきミジンコが繁殖しやすい環境が整います。
しかし、グリーンウォーターを作り上げるまでに時間がかかってしまうというデメリットがあり、 早ければ4日~1週間程度 、長ければ2週間~1か月程度かかります。
作成を早める方法としてハイポネックスを適量入れて放置するか、金魚やメダカなどの生体を飼われている方は飼育水を混ぜてあげると効果的にグリーンウォーター作成を早めることができます。
金魚の餌 ヒカリ (Hikari) メダカプロス
私が今まで使った餌の中で一番コストパフォーマンス最強です。金魚のお餌として一例をあげましたが、今後この餌より繁殖する餌を見つけたら記事を書きたいと思います。選ぶ基準としては水を汚しにくく匂いのきつくないものがお勧めです。
容量としては400mlに対して一振り(約0.01g)です。今まで餌を与えてきて1振り2振りの誤差程度では繁殖に影響が出なかったので与える量をいちいち計らなくていい点もメリットです。
生クロレラ
繁殖力でいえば一番ではないでしょうか。
しかし何といってもコストの高さです。間違えなく増えるのですが、生クロレラ自体の保存期間が1か月ほどと短いのに加え長期的に増やしていくことを考えるとどうしてもコスト面がネックです。
現在、購入したクロレラを培養する方法を模索中です。。。
容器
ペットボトル、バケツ、発泡スチロールなど 無料
飲んだ後のペットボトルをきれいに洗い(洗剤を使わないでください。)水道水をいれ2~3日放置してから使ってみてください。水量が多いほうが安定するので500mlよりも2Lお勧めです。
水槽
水槽は、容器が透明なためミジンコの活動を観察しやすいです。小さいものであれば100円均一にも売ってあるので好みに合わせてサイズを選んでください。
飼育方法例A:屋外で採取してきたタマミジンコをグリーンウォーターで培養
① 水道水に飼育水を混ぜ緑色になるまで野外で放置しグリーンウォーターを作成する。
② 近くの田んぼや湖から種ミジンコを採取する。
③ 種ミジンコを投入する。
④ 種ミジンコ投入から5日~1週間または緑色が薄くたったら①に戻って繁殖させましょう。
飼育方法例B:通販で購入したタマミジンコを金魚の餌で培養
①ペットボトルに水道水を入れ野外で2~3日放置。(カルキ抜き)
②通販で種ミジンコと金魚の餌 (ヒカリ (Hikari) メダカプロス )を購入。
③金魚の餌を400mlに対して0.01g程度入れる。※正確に測らなくても1振り2振りさじ加減で振ってあげるだけでも繁殖に大きな変化が出ないのが仔の餌のいい点です。
④餌を入れてから5日~1週間たったら①に戻って繁殖させましょう。
※1週間たたずに繁殖が鈍ったり水質が悪化したら迷わず廃棄して次の繁殖環境を整えましょう。何とかして増やそうと思っても経験上そこから爆殖する可能性は低かったです。
飼育方法例C: 通販で購入したタマミジンコを生クロレラで培養
①ペットボトルに水道水を入れ野外で2~3日放置。 (カルキ抜き)
②通販で種ミジンコと生クロレラを購入。
③クロレラ濃度が0.01%になるように調整し種ミジンコを投入する。
④餌を入れてから5日~1週間たったら①に戻って繁殖させましょう。