[簡単採取]ゾウリムシの濾しかた3選

はじめに

 針子やミジンコの餌として万能なゾウリムシですが、培養中の何とも言えない臭いにおい(餌の匂いなんでしょうが、、、、)や与えるときに固形物が混じっているので水質が悪化してしまうなどの問題があります。

 そこで、ゾウリムシの濾しかたを3種類行いそれぞれのメリット、デメリットを書いていこうと思います。

濾過ウール

 ペットボトルを2本用意し口どうしを合わせ、ゾウリムシが上に集まってくる習性を利用することできれいな水に集まってきたゾウリムシのみを採取する方法。

方法

① ペットボトルを2本用意し、どちらか1本を半分から上部程度の間で切り取る。

②切り取ったペットボトルの口をもう一方の口につけ下記の画像にのせてあるようなビニールテープで水が漏れないようにぐるぐる巻きにします。

 ※あとから上部より水を流しますのでスキマがないように頑丈にまいてください。

※画像のペットボトルは、長く切り取りすぎました。ここまで長くなくて大丈夫です。

③濾過ウールを少量とりペットボトルの口と口の境目に詰め込みこみます。詰め終わったら、濾過ウールが浮いてきたり下に落ちてしまうようにゆっくりと注ぎます。

④注ぎ終わったら数時間ほど静置しておきます。そうするとゾウリムシが上に上がってきますので、スポイトなどで採取しメダカやミジンコに餌として与えるか、培養の種ゾウリムシとして使用します。

メリット

 匂いや濁り固形物がきれいにとれる。自分が集めたい溶液にゾウリムシだけ集めて採取することができる。

デメリット

 ゾウリムシを大量に培養している場合は、1回でも数時間かかるこの工程を繰り返すことになるので手間と時間がかかる。

お茶パック

 市販に売られているお茶パックを漏斗の上に置き、そのうえから濾すように培養したゾウリムシ溶液を流し込む。

①空のペットボトルとゾウリムシを培養し濾したいペットボトルを用意する。

②空のペットボトルに漏斗を差し込み漏斗の上にお茶パックをセットする。その上から溢れないように培養したゾウリムシ溶液を流し込み濾す。

※以上たったこれだけの工程で終了です。

 メリット

 お茶パック自体の網目が荒いので固形物はすぐに濾すことができる。

 デメリット

 網目が荒すぎて固形物は濾すことができるが溶液中に混ざっている餌までは、濾せないので濾した後の溶液の濁りがひどい。

※たしかに早く固形物を濾すことはできたのですが、あまりにも濁りがひどすぎて最後に行うコーヒーフィルターのほうがお気に入りです。あまりお勧めはできません。

 

コーヒーフィルター

 2番目に行ったお茶パック同様、空のペットボトルに漏斗を差し込みその上にコーヒーフィルターをおき、濾すように培養したゾウリムシを流し込む。

①空のペットボトルと培養した濾したいゾウリムシ溶液を用意する。

②空のペットボトルに漏斗を差し込みその上にコーヒーフィルターを置く。 次にコーヒーフィルターを通して濾過するように培養したゾウリムシを流しこむ。

※2番目に行ったお茶パック同様②の工程で終了です。

メリット

 濾過ウールより早くお茶パックよりきれいに濾すことができる。

デメリット

 コーヒーパック自体は、そこまで高くはないがあえてデメリットをあげるなら消耗品ではあるので濾すたびにコストがかかる。

最後に

 濾しかたを3種類ご紹介いたしましたが、どの濾し方にもメリット、デメリットがありました。個人的にはコーヒーフィルターが気に入っているので基本はコーヒーフィルター、ほかのメダカ愛好家にお渡しする際は、濾過ウールを使用していこうと考えています。

 必要な材料は全て100円ショップやスーパーで手軽に手に入るので皆さんもぜひ試してみてください。

 それでは最後まで拝見いただきありがとうございました。ではまた次回の記事でお会いしましょう!

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