メダカ飼育水のグリーンウォーター化
メダカ飼育に使用しているNVボックスを日光が当たる場所に置いているとすぐにグリーンウォーター化してしまい、水質が不安定になってしまいますね。そこで何か対策はできないかとネットで調べていたところ、赤玉土が水質安定化に効果的だという情報を得ました。
そもそもグリーンウォーターとは、水中に浮遊する微小な藻類が増殖することでおこり、水が緑色に濁ってしまう状態のことをいいます。今回使用する赤玉土は、多孔質構造になっているため微生物が繁殖しやすく、グリーンウォーター対策として有効のようです。
使用する赤玉土の商品概要
今回使用する赤玉土です。園芸用の赤玉土のほうが安く量も多いかなと思ったのですが初めて使いますし水質にどのような影響が出るかわかりませんのでメダカ専用の赤玉土を購入することにしました。調べてみると園芸用の赤玉土をメダカ用に使用してるかたも多く、問題ないようですね。今回の実験がうまくいけば試してみようと思います。
メーカー | 株式会社アメージングクラフト |
内容量 | 1L |
原材料名 | 焼赤玉土 |
商品概要 | ・濁りは数時間~数日でとれる ・水洗いの必要がない ・750℃以上の高温で焼き上げた赤玉土 |
メダカ飼育時におけるメリット・デメリット
メリット
水質浄化と安定化
多孔質のため微生物が繁殖しやすく水質の安定化と浄化に役立ちます。
水草の根張りがいい
今回は、入れませんでしたが水草や水生生物を入れる際は、役に立つかもしれません。
デメリット
掃除が大変
この実験の後少し汚れてきましたので掃除をしたのですがやはり何も入れていない容器と比べると手間がかかるのは事実です。観賞用に少量使う程度であれば管理は、簡単かもしれません。
グリーンウォーターが欲しい方には不向き
今回は、グリーンウォーター化が困るという前提で進めていきましたが稚魚を育てる際やミジンコを繁殖させる際は、逆にありがたい餌となります。目的によってはクリアであることがデメリットになることも。
形が崩れやすく、寿命が短い
使用した赤玉土は、メダカ用でしたので比較的形が崩れにくくはなってますがそれでも水を入れ替える際は濁りが気になりました。1年ほどで崩れるものもあると聞きますので長期的に使用してみての感想も考えておきたいと思います。
赤玉土・9日間の実験方法
①NVボックスを2つ用意し、一方に赤玉土、
もう一方には何も入れず。
※左が赤玉土、右がなにもいれてないほう。
②楊貴妃を20匹ずつ用意しそれぞれに20匹ずつ投入。
赤玉土が入ったほう。
何も入れてないほう。
左が赤玉土、右がなにも入れてないほう。
※右のほうがグリーンウォーター化が進んでみえますが同じ飼育水からとってきてますので目の錯覚だと思います。
赤玉土を入れたほうに楊貴妃が20匹泳いでいます。
こちらにも20匹。若干グリーンウォーター化している飼育水を使用しています。
結果
5日目
赤玉土を入れてるほうが飼育水が透き通っている。
5日目、赤玉土が入ったほう。水が澄んでいます。
5日目、何も入ってないほう。よりグリーンウォーター化が進んでいます。
9日目
違いは、一目瞭然で左の赤玉土が入ったほうが透き通っており楊貴妃がしっかりと見えます。
9日目、赤玉土が入ったほう。初めに入れたグリーンウォーターもすっかりなくなり飼育水が澄んでいます。
9日目、何も入っていないほう。よりグリーンウォーター化が進み奥底に薄っすらしか見えなくなりましたね。
最後に
やはり実験結果をみるとおり赤玉土には、水質浄化の効果がありました。気になる点としては園芸用のものは使ったときでの水質の変化はどのようになるかと長期的に使用してみてどのくらいで赤玉土が崩れるのか試していきたいと思います。また1LでNVボックス1つ分ですので量的にも少なかったように思います。この商品よりコスパがいい商品あるかもしれませんので実験してみていいのがあればまた記事としてまとめていきます。